「身体に良い作物とは」 農業1 |
農業の話の時に光合成ということばがでてきます。光合成とは緑色植物が光エネルギーを吸収して、二酸化炭素(CO2)と水(H2O)から有機物を合成する反応で、結果としてブドウ糖(グルコースともいうC6H12O6)を作り出します。このことからみても植物は無機物を有機物にするのが役割なのに、有機農法といって、なぜ化学肥料を目の敵にするのでしょうか。但し、土を作るのには良質堆肥は必要です。
そして、このようにして出来たブドウ糖(C6H12O6)を高エネルギーリン酸結合の化学エネルギー(ATP)に変える働きが呼吸です。
アデノシン三リン酸をATPといいますが(Aはアデノシン、Tはトリプル、Pはリン)すべての生物のほとんどの生活活動はATPが直接のエネルギー源として用いられているので、ATPはエネルギーの通貨と呼ばれています。下図のようにリンが三つ、つながっているのですが、この二つ目と三つ目の結合が切れてADPエネルギーが遊離します。
(Dはダブルの意味)ATPは呼吸と光合成明反応でADP(アデノシン二リン酸)にもう一つ、リン酸を高エネルギー結合させることにより作られます。
ここまでが、生物の本の話ですが、光合成で作られるATP(結合力)は、どのような生育方法でも同じなのでしょうか??? つまり万有引力は一定なのでしょうか?
そして、同じATPにも準位(レベル)があるのではないかと考えられます。水の準位、二酸化炭素(土壌微生物)の準位、光の準位(場の作用)で準位の高いブドウ糖ができ、そこから準位の高いATPができます。
ここで『子供がきれる』話にもどりたいと思います。人が物事を考える時、多量のブドウ糖が脳で使われ、各種の酵素の働きによってATPに合成されます。このATPを作り出すとき質の良い水を必要とします。(この話は次回)そして、このブドウ糖と水の準位が、ナイフを持つ子にするか、他の方法を考える子にするかの境目です。だから、ブドウ糖の準位の高い農産物は素晴らしいと考えられます。化学肥料を使っていない作物が良い、無農薬の作物が良いでは無いのですね(農薬や硝酸態窒素が残留しているのは問題外です)
ただ、ブドウ糖の炭素(C)は4属元素で情報をインプットしやすい物質です、水は情報を引き出す情報を持っていますので、料理には愛情が大切なのです。