法律と宗教 |
法律には、人を殺すなとは書いていません。
ただ「人を殺すとこんな罰を受ける」と書かれているだけです。
人は自由な意志を持つ、
そして、意志によって起こした行動の結果を自ら引き受ける。
基本的には、これが自由なんですがね。
しかし、自由といっても、そんな勝手な自由は、周りに迷惑なんで、
家庭では、宗教があります。宗は論理学(正しい思考の形式および法則を研究する学問) てって意味です。仏教では、殺生をしてはいけないとなっています。
仏教での殺生は、人だけでなく動物もですが。
ところが、今の日本、宗教は、良くないって風潮すらあります。
すると、殺人についてどんな論理学に基づき教えられているのでしょうか?
なんとなく、殺人はいけない、泥棒はいけない、不倫はいけない
になっている気がします。
副島先生は、「法的には、犯罪とは他人の権利を侵害することである。このことすら法学部では教えない」と怒っておられました。
私は、真言宗なので、毎日上げるお経の中に
「十善戒」と言うのがあります。
・不殺生(ふせっしょう)
・不偸盗(ふちゅうとう)
・不邪婬(ふじゃいん)
・不妄語(ふもうご)
・不綺語(ふきご)
・不悪口(ふあくく)
・不兩舌(ふりょうぜつ)
・不慳貪(ふけんどん)
・不瞋恚(ふしんい)
・不邪見(ふじゃけん)
不殺生を 私は、勝手に解釈して 殺生については、
人間と動物を分ける形で解釈してます。
でないと、肉も魚も食べれなくなります。
しかし、西洋では、アニマルライツって動物の権利も主張する一派がいます。
このような主張をする人は、食べ物でも、
肉は食べないが魚は食べる、
肉も魚も食べない 等
徹底しているようです。
このような背景があり、死刑廃止論が西欧では、盛んなのかも知れません。
宗教でしか 「殺人はいけない」を、教えられないのではないのかと思ってしまいます。
日本人以上に、宗教観のない中国は、泥棒さんが多いようですし。。。。