映画 『ノッティングヒルの恋人』 菜食主義 |
『ノッティングヒルの恋人』 でジュリア・ローバーツが、ウイリアムの家族パーティーで、友人ベラの家でチキンを出された時、「菜食主義」で食べなかったのだが、女優がファッションで菜食主義やっていた印象がありますが、今日の副島先生の文で菜食主義について書かれてました。
副島氏の文をまとめたもの
まず、ナチュラル・ラー(natural law 自然法、素朴な自然界の掟を守ろうとする思想)派がある。
アリストテレスが一応こっち。エドマンド・バークがこっち。アメリカのリンカーンも、こっちとされる
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ナチュラル・ライツ(自然権、natural rights ジョン・ロックやルソー)派
日本の福沢諭吉はこれだろう
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ヒューマン・ライツ(人権、human rights )派が生まれました。これが、
現在のモダン・リベラル派(かつての社会主義者も含む)だ。
このヒューマン・ライツ派(現代人権派、国連憲章、日本国憲法などを生んだ思想)
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現在のアニマル・ライツ派(自然環境保護派、動物虐待禁止派、動物だけでなく樹木にも意思があるとまで考える)である。今も少数派である。
動物の権利つまり
(引用)アニマルライツ派の思想は「人間だけでなく、動物、とりあえず高等知能動物の生きる権利までを守ろう」という思想をになって、現代世界での、それなりの勢力になっている思想です。
いくら食用とはいえ、牛や豚を大量に屠蓄(とさつ)することはやめるべきだ、という動物愛護の思想となっている。同時にこれが、現在の自然環境保護運動の思想の根底、土台である。
(3行飛ばし)
日本人の側は、くじらを食べてきた、原住民(ネイティブ・ピープル)としての日本の長い習俗を認めよ、と反撃する。牛や豚を大量に殺して食べることを肯定しながら、くじらだけ獲るなというのは、偽善である、と反論(したい)のだろう。
このアニマルライツの思想は、現代も生き残っている世界中の過激派の人間たちの思想の結集点でもある。ただし、かなりの少数派である。動物を虐待から守ろうという思想としては、それなりの歴史をすでに持っている。彼らは、総じて、菜食主義者(さいしょくしゅぎしゃ、ベジタリアン)である。
その中身も、段階があって、動物の肉は食べないが、卵(鶏卵)と魚はいい、とする段階から、それらさえも食べないで、大豆その他の五色豆の類しか毎日食べない者までいる。極端になると、本当に、ある種の豆しか食べない人たちがいる。
(引用終わり:副島隆彦氏 No852 :2008/04/21(Mon) )
映画では 女優がファッションの菜食主義をやってるのだなとしか見ていませんでしたが、欧米でこんなに進んでいるとはビックリでした。
この映画、日本食が軽度のベジタリアン食の影響でしょうか?日本が取り入れられてます、 日本食レストランNobuはでてきますし、 結婚式のホテルは 禅の思想を入れたと言うHempelの庭でした。このホテル私は、無印良品しか見えませんが。。。
日本を徹底的に腐すダイハードから、欧米の思想は、ベジタリアン的日本食を通じて、変わったのだろうか?