「橋の下」大阪市のカンボジア化を目指す |
まずは、成績表(大阪府財政・大阪市財政)を見ましょう。
大阪市の借金は減っています。
大阪府の借金は増えています。
政治家は結果責任。
大阪府は一般会計を特別会計に移すなどして、一般会計を黒字見せる操作をやったりしているので 一般会計は黒字でも借金が増えることが起きているそうです。
〔引用開始:大阪府の借金総額の謎(2) 〕
ところで 橋下知事の記者会見やマスコミ報道を見ていると、「府のコントロールできる借金は減っている」という表現がよく出てきます。
これはどういうことなのでしょうか。
国の制度上、地方自治体の借金が増えてしまうようなカラクリがあります。 「臨時財政対策債」と呼ばれるものです。 借金そのものは地方自治体が行いますが、支払いは国がやってくれるという約束になっている借金です。
人口や自治体の規模によって国から地方自治体に一定の地方交付税が支給されます。自治体の収入が減っても、最低限必要な額に足りない部分を補ってくれるのが地方交付税です。
ところが、国も財政難なので、国が借金して地方自治体に補給するのではなく、地方自治体自身が借金して後で国が払います、という制度を用意しました。これが臨時財政対策債です。
従ってこれは借金とはカウントすべきではなく、「借金総額」から臨時財政対策債分を引いた内容で財政状態を判断すべきだ、という考え方です。
〔引用終わり〕
国からの借金を収入として、大阪府は黒字になったって、「橋の下」は、完全に府民を なめっきっていますね。 金のない国が、地方の借金を払うとは考えづらいです。そんな金があれば、中央の役人が将来の天下り下り先のため確保しますよ。
橋下知事っになって大阪府の人事異動で若手を登用したと言われていますが、自分に反対する財政の分かった人材を飛ばしたとも考えられます。ベトナム戦争当時、ポルポト派はシアヌークの人気とアメリカ軍のカンボジア爆撃で有利に働いたのと同じく、「橋の下」はマスコミ人気と既成政党の不甲斐なさに有利と働いています。
「橋の下」がやっている教育委員会との闘争は、ポルポト派が、医者や教師を含む知識階級は見つかれば「再教育」という名目で呼び出され殺害したのとダブります。
また「橋の下」は氣に入らない人間は全部飛ばすと公言していますので、財政はズタズタになり、結局のところ、大阪市のカンボジアを目指していることとなるでしょう。
(追伸)大阪マラソン、ゴールが湾岸庁舎。マラソンはゴールのパーフォーマンスが大事。 ランナーが、一番応援の欲しい所が大阪の外れ。コース設定は「橋の下」の手下が、ランナーより湾岸庁舎の披露で考えたのだろう。