バーチャル株価 |
亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」良いブログです。
Goldに興味がなくても、表向きの金融の世界が分かります。
heibayもコメントを含め読んでいますが、コメントに7月だったかな、「インドの民衆は金を売っている」と書かれていて なかなか$1,000.に行かない実情が見えてきます。
(添付貼り付け開始)
金融破綻が起きた。アラバマを本拠地にするものの5州にまたがり346支店を有するコロニアル・バンクがそれ。米国史上6番目の規模となる金融破綻・・・とされるが、資産規模から見るとワシントンミューチュアルの約12分の1の規模となる。コロニアルは年始から経営が不安視されており当局も対応に当たっていたが一度は資本調達に成功したものの結局最後は引き受け先もなく破綻に至る。フロリダやその他住宅価格の目立っていた地域での積極展開が仇になった。
先週はあわせて5行が破綻し、米国では年始からこれまで77行が破綻している。昨年は1年間で25行だった。すでに昨年を大きく上回っているのだが7月以降だけで32行が破綻しており加速する様相をみせている。
(2009年08月20日)
この週末も比較的大きめのものを含め4行が破たんしこれで年始から81行となった。中小金融機関では今頃になって保有する“傷んだ証券化商品”に端を発する化膿が広がっているイメージ。
(2009年08月22日)
(添付貼り付け終わり)
銀行がドンドン潰れているのに株が上がることは、異常と思います。 『Newsweek』の表紙は大本営発表しか考えられません。
このような株の買い支えは、いつまで保つでしょうか?
1929年の大恐慌は、時価主義会計で、インフレーションの結果、資産があがり、つまり会社の価値が上がり経済行為の利益だけでなく、会社の資産、設備や果ては、事務机まで上がり、この値上がり分を利益と見て配当をしていたことから起きました。未実現利益を配当していたのです。エンロンも10年先の利益を配当していました。いったい米国の会計基準はどうなっているのか?そして現在、大手金融機関は、粉飾決算を隠し、ボーナスが出ています。 歴史は繰り返すでしょう!