2008年 02月 26日
有機農法のデタラメ |
( ↑ 新・図と表で見る生物 吉田邦久著 駿台文庫参考)
下の文章は、専門的なので、図を説明すると、水H2O 二酸化炭素CO2 窒素肥料など、植物は、無機で植物体に吸収している。化学肥料がいつの間にか悪になっている。
光合成ができる植物は、生物学で有機物を取らずに成長できるので、独立栄養生物と呼びます。
(引用)
独立栄養 ― 葉緑素を持つ生物が、水・炭酸ガス及び無機塩類を光合成などにより有機物に同化する作用
(引用終わり 広辞苑)
つまり、植物の役割は、無機物を有機物にするのが地球での役割です。(有機物とは炭素2個以上ある化合物)
戦後の農業の発展は、窒素の固定化(化学肥料)技術の貢献が大きいです。
そして植物にとって、化学肥料の窒素と有機の窒素は同じです。
図で示したように、植物は硝酸体窒素かアンモニアの元素として窒素を吸収します。 また、現実問題、窒素肥料なしで、現在の生産量を確保するのは、不可能です。
しかしながら、土壌において、団粒化構造や 土の胃袋と言われるCEC(陽イオン交換容量・肥料を抱えることができます)を高めた土を作るには、堆肥を使います。このときの堆肥も微生物が分解(微生物のウンコ)した堆肥が望ましいとされます。
つまり、堆肥で、土作りをして、作物には、肥料を与えていきます。堆肥と肥料が区別すらできていないマスコミが 農学について勉強もせず、有機農法などと論ずることが、問題だと思えます。高校レベルの生物学を勉強していない一般読者が、勘違いを起こしています。
もし、有機を言うなら、土に残った、植物の根などの有機物を、有機栄養微生物が処理して、植物に必要なアミノ酸などを作るお手伝いするぐらいです。
農学は、社会人になってから興味があるので勉強しただけですが。。。。
by heibay
| 2008-02-26 23:14
| 農業
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