オペラ Written on Skin |
CONDUCTOR / Kent Nagano
DIRECTOR / Katie Mitchell
THE PROTECTOR / Audun Iversen
AGNES / Barbara Hannigan
ANGEL 1 THE BOY / Iestyn Davies
ANGEL 2 MARIE / Victoria Simmonds
ANGEL 3 JOHN / Allan Clayton
ANGEL ARCHIVISTS PLAYERS
/ Laura Anne Harling
/ Sarah Northgraves
/ David Alexander
/ Peter Hobday
ORCHESTRA / Klangforum Wien (写真:DVD表紙 http://p.tl/ZtgW )
ウィーン芸術週間 (下の写真もウィーン芸術週間HPより)
ジョージ・ベンジャミン(George Benjami)作曲です。ベンジャミンは、6月14日フランクフルトで聴いたオリヴィエ・メシアンの愛弟子なのです。
今まで、現代オペラって室内楽のものしか観た事がなく今回はオーケストラもフルオーケストラ。音の迫力も備えたバージョンで、現代音楽独自の響き。 歌手もしっかり声がでていてブラボーでした。 多分、傑作オペラで後世に残ると思います。
写真の左上の部屋で台本作家(天使)が運命を書いて、左下の部屋は衣裳部屋で天使が、人間たちの日常生活を、台本に基づき手伝っている。 舞台の殆んどは、右下の部屋で人間の日常生活として演じられる。
"Written on skin"って何でやねん?と思っていると舞台が終わりかけのとき、つまり台本が終わる時、左上の部屋を見ると「刺青」が完成していた。
結局、「刺青」の完成= アグネスの短い一生 を天によって操られているってことなのだろうか?
作品紹介の動画→ medici.tv
(あらすじ)
裕福な貴族は、自分の人生を装飾本にすることを少年に依頼する。
彼は幼い妻アグネス(関係をもっていない)の保護者だあるが、アグネスと少年は引き付けられていきます。(heibay 注:多分ロリコンと思う) ロリコン保護者は、アグネスが謙虚で子供じみた服従をずっと続けることを望んでいる。
しかし本の作成は、アグネスにとってロリコン保護者への反抗となっていきます。(女性の自我に目覚め少年を愛してしまう) 最初の誘惑が成功した後で、本の内容すら変えてしまった情交を少年に使い、ロリコン保護者に、子供のように扱わず自我に目覚めた女として主張し始める。
(heibay注:2階で運命を作る台本家と少年が書く本により) アグネスと少年がやってしまったことを本の内容から気付き、それに怒り狂った夫であるロリコン保護者が少年を殺し、その心臓を強要して妻に食べさせる。 アグネスは夫に殺される前にバルコニーから飛び降り自殺をはかる。