映画:『アルマジロ』 |
孫崎氏が、ウィキ・リークスに 福田首相の退陣が、ブッシュからのアフガニスタン派兵を断ったためとのレポートがあったと言っておられたが、 映画:『アルマジロ』は、まさに国際平和活動(PSO)という名の下に派兵されたデンマークの若い兵士たちに7ヶ月密着撮影を敢行した。 アルマジロ基地はNATOが統率する国際治安支援部隊(ISAF)の一つでイギリス軍とデンマーク軍が駐留している。
映画は、ドキュメントもので、戦闘シーンでは兵士のヘルメットに小型カメラをつけているのだろう?よくぞ軍が撮影を許可してくれたなと思う。 派兵の壮行会でストリッパーと戯れたり、基地では、みんなでネットのポルノ鑑賞なども。 日本の自衛隊なら絶対許可しないだろうな。
登場人物のメスは、出征について、サッカーの公式戦に出るようなものと語り、まるで、修学旅行に行くようなものって感じ。 『硫黄島』とは全く異なった雰囲気。 そして、若い兵士は、基地でも実戦をしたいとウズウズしている。 チームが一体感になる喜びだって。 テレビゲームと同じ感覚で実戦に加わるのには驚き。
そして実戦、タリバンを殺した興奮。う~~ん 戦争中毒になってしまってる? ベトナム戦争のようにソ連が介入していないので、国際治安支援部隊(ISAF)が 圧倒的な武器の差を持っているからなのか?
しかし、いつもの事ながら、住民は、常に巻き添えを食っている。 そして6ヶ月の満了。 メスは、除隊したが、他の兵士は、再びアフガニスタンへ。(中毒になっている)
パトロール中、畑に入らないでくれと、畑にはケシが。 アフガニスタン戦争は"CIA"と "タリバン"のケシ(麻薬の元)取り合いだし。 ケシのアフガン、石油のイラク。
安部首相の言っている「集団的自衛権」って、アメリカ軍の手先として「国防軍」が最前線に行くってことだよね。
イラク戦争はどうなったのだろう?
(引用)
「石油支配めぐるイラク戦争」 長周新聞 2004年1月27日付
イラク戦争:湾岸戦争後、アメリカがイラクに経済制裁を加えたため、イラクはフランス、ロシア、中国などと油田の開発契約を結び、新規の開発交渉をすすめ、エクソン・モービルやBPなど米英系メジャーは排除してきた。
ブッシュは「兵士が血を流した国が復興の主導権をとるのは当然」とうそぶき、イラクの石油権益を独占した。
「復興」事業186億㌦の元請企業も、アメリカ、日本など62カ国に限定し、フランス、ドイツ、ロシアなどを排除した。チェイニー副大統領がかつて経営していた大手油田開発会社ハリバートンは、17億㌦余りの事業を受注。
(引用終わり)
そこへ、フランスのシラクあたりが、原油決済をユーロでそそのかしたのだろ? ドルでしか原油を買えないからドルの価値があるから。