映画 『演劇1・2』 |
想田和弘監督 映画『演劇1 演劇2』公式サイト http://engeki12.com/
heibayがお芝居に興味を持ったのは、清水邦夫「夢去りてオルフェ」(平成元年頃観劇)からで、たまに演劇も観にいったりもします。 twitterの仲間の関係で、内田樹/想田和弘/小暮宣雄「異色の顔あわせ3人による“究極の文化論”―オリンピックを凌ぐ意外性―」の講演を8月に聴いて 想田監督の映画「演劇1・2」を11月初旬に観ました。この講演で初めて知ったのですが歌 HappyBirthday to Youは、日本以外はワーナー・マイカルの著作権が有効で、映画では160万円、レストランで歌うときはいくらって払う金額があるそうな。
特別、演劇ファンってことでもないのですが、超有名人の劇作家・演出家の平田オリザって名前は初めて聞きました。演劇2では民主党の前原・玄葉がオリザを囲む会に出たりしていたので、彼は文化を理解する能力があったんだと思い、また彼らは金を出さないけど国家というスポンサーの大物代議士、そんなのがやって来るくらい、平田オリザってすごいんだ。と分かった次第です。
演劇1・2が頭の中では、ごちゃ混ぜになっていますが、演劇1では演出家・役者の視点で撮っています。
まぁ、演出家が役者の言葉の声のトーン、イントネーション、言葉の長さまで決めているとは、驚きでした。
映画の中で、特急が遅れてきたって場面があったのですが、最初はごく自然なので、あ~遅れてきたんだなと思っているとそれが、舞台の練習だったとは。。。。(騙された~)
そして、舞台裏の大道具の設計や、シナリオライターの卵が叱られている所、平田オリザ主催のアゴラ劇場、青年団に入社したい若者の面接、「うち月給15万だよ~、それでやっていけるか?ただし平田ところでやっていた経歴があるならどこでも通用する」って、面接を受けに来た若者に話していました。
また別の場面では、この世界(演劇)は才能だけって。 お~~厳しい。
最後は役者さんの還暦祝い。例のHappyBirthday to You。。。。
演劇2では、演劇と金(マネージメントも)の問題。 日本で有数の劇団でさえ、政府からの補助金がないとやっていけない。
鳥取県が演劇に力を入れ始め、富良野の成功例が話されている。 富良野がブランドになり、他の北海道より物産が1割から2割高く売れるという話。 それが、自治体の過疎化対策や税金に直結するので鳥取県知事もやる気満々の部分が。。。
阪大のロボット演劇もあったが、heibayは旧い人でしょうかでしょうか? 映画では絶賛されているのに、まったく面白くなく、睡魔が。zzzz...
平田オリザが、海外と日本の文化に対する違いを
日本では、健康と教育の2本立てで 文化は教育の中に入る。
欧州では、健康と教育と文化の3本立て、これが自殺者の差に現れてきているとの解説。
最後は おフランスで演劇。ある地方劇場。年間予算が(多分)1億円だった。オリザの芝居に6000万円かけるって事で白い目で見られていたが、平田オリザが作った芝居が地方劇場に売れるので、わが街にお金を持ってきてくれる人って事で、人々の見る目がかわった。これを「現金な」というのだろう。
役者側と経営・政治問題を掘り下げた映画でした。
おまけ
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アスパラサラダ・アスパラピザ・アスパラ入りひじき