映画 『アレクサンドリア』 と スファラディ系ユダヤ人 |
エジプト、スファラディ系ユダヤ人のルーツ、図書館、キリスト教やユダヤ教への強制改宗、イルミナティー(学術重視=反キリスト=百科事典)など、ロス茶、スファラディ系ユダヤ人とは何かと分かりそうな映画でした。 DVDも出ています。
映画 『アレクサンドリア』 公式サイト ← 音が出ます。
エジプト、アレクサンドリア ここに世界最大の図書館があった。
そして 4世紀 世界中から学問を求める人たちが集まっていた。
そこで、伝説の実在した女性天文学者ヒュパティア。
ローマ帝国が崩壊寸前の4世紀末、エジプト・アレクサンドリア。人々は古代の神をあがめていたが、ユダヤ教とキリスト教が勢力を広げつつあった。 アレクサンドリアの図書館は キリスト教徒に破壊され、書物を燃やす。この事件以来、アレクサンドリアではキリスト教とユダヤ教のみが認められることになり、多くの異教徒がキリスト教に改宗する。 ヒュパティアの弟子は、キリスト教徒に改宗し、地位を得ていたが。 アレキサンドリアを支配しようとしていた司祭の思うようにならない。そこで、司祭はヒュパティアを魔女狩りにしてしまう話し。
「プラトンは、殆んどの因人(無教育の人々)が昼の世界の光を見るのでなく 光に当てられた影を見ていると言っています。 つまり教育の目的は、影を見るのでなく、光を見るように変えるとなんです。 「真実の昼」 に向きかえるのが、哲学で、そのために必要な学問が算術、幾何学、天文学と言っています。 ボエティウス(480ー524)から音楽も入る」 (橋の下の大フィル予算カットは西洋文明の否定)
ローマ帝国が滅亡しようとしている時、エジプトのアレクサンドリアだけが反映している。 あれ~~?
話は ずれますが、今から25年前、東南アジアでシンガポールだけは別格だった。 シンガポール=華僑のイスラエル
つまりアレクサンドリアは、スファラディー系ユダヤ人の聖地と考えれば、納得、金が集まる。 セファラディー系ユダヤ人 元々パレスチナに住んでいた、『出エジプト』でエジプトを追い出され、パレスチナに住み着いたエジプト人の末裔であるユダヤ人。 ローマ帝国からパレスチナを追い出され改宗した元ユダヤ人
映画では、キリスト教徒は、エジプト学派の人のみならず、ユダヤ教徒にも弾圧を加えますが。
(引用)
多数派の唱える「“父”は唯一絶対の神であり、キリストはその神の“子”であって、この両者を結びつけるのが“聖霊”である」(三位一体の教義)
しかるに、三世紀に起こったのが、“グノーシス派”の追放である。 「グノーシス主義」とは 世界は不可視の“神”と可視の“物質”、光と闇の対立構造から成り、そこでは可視の物質や肉体は軽視すべきものであって、ゆえにイエス・キリストの肉体そのものも重視すべき対象ではない。 何となれば、キリストの肉体は神的救済者が地上に現われるために便宜的に用いたものにすぎず、それは仮りの姿でしかないからだ--という考え方である。 グノーシス派はことごとく表舞台から姿を消す。地下に潜ったのである。
例のコンスタンティヌス大帝が大きく関与する「ニケア(=ニカイア)公会議」(0325年)というのがその舞台だ。「三位一体」の教義がほぼ確立されたこの会議で糾弾の対象となったのは、キリストを、“父”である神に次ぐ神的な存在であると認めるのはやぶさかではないとしながらも、真の意味での“神”ではない、キリストは神によって造られた存在だ、としたアレキサンドリア(エジプト)の司祭アリウスである。
(引用終わり: 『「キリストの聖遺物」の謎 どこに消え、誰が秘匿しているのか?』 )
グノーシスは古代ギリシア語で認識・知識を意味する言葉であり、知的探求・知性の至上化をベースに発展してきた思想である。 何を認識するか? グノーシスでは、イエス・キリストが宣教した至高神(プルパトール)を信奉。ユダヤ教の神(創造神)とは違い、創造神の所産であるこの世は低質なこと。救済とはこの世から解き放たれて至高神に戻るってこと。
1、シリア・エジプト型グノーシス 至高神でどこから悪が出てくるかを探求。
2、イラン型(マニ教)善と悪が最初から存在。
(引用:Wiki マニ教 http://p.tl/2DwO )
善なる唯一神が存在していながら、その一方で人びとを不幸に陥れ、あるいは破壊する悪が絶えないのはどうしてかという解決不能な問題がもちあげる。 グノーシス主義は、この問題にさまざまな解答を試みたが、そのなかには、物質的な宇宙の創造は全能の神によるものではなく、サタン(悪)もしくは「神の不完全な代理人」が、神の意図を誤解しておこなったものであるというものがあった。すなわち、善なるものは霊的なものに限られ、物質は悪に属するという考え方である
(引用終わり)
(引用)
新プラトン主義 3世紀にプロティノス(アレクサンドリアのアンモニオス・サッカスの下で11年間学んだ。)によって実質的に創始され,6世紀まで存続した哲学思潮。
〈世界の四重構造〉 世界は可視的物質界と三つの不可視なる原理的な力よりなる。それは
〈魂psyche〉つまり生命力と,
〈叡智 nous〉つまり宇宙秩序の認識機能と,
〈一者 to hen〉つまりあらゆる対立を統合する絶対者である。
一者は〈第一なるもの〉または〈善〉と呼ばれ,それ自体はまったく単純なものでありながら,その中にありとあらゆる多様性を潜在的に含んでいる。これは完全な充実であり,あらゆる認識,生命,本質,存在を超越する。
(引用終わり 平凡社・世界大百科事典)
グノーシス主義と新プラトン主義って似ているような気がしますね。 グノーシスはエジプトで花開いたそうです。 グノーシスの聖地ともいえるのが、エジプトのアレクサンドリアとのことです。
キリスト教では、全能である神の世界支配が前提になるため、我々が生きているこの世界にある諸々の悪の存在を、うまく説明できません。
これに対して、グノーシスは、世界の堕落と腐敗という事実から出発します。
アレクサンドリアでキリスト教徒の暴動が起きたとき 真実を探求しようとする図書館は、キリスト教にとって迷惑。 映画では、ローマ帝国皇帝は、図書館の明け渡しと、キリスト教 or ユダヤ教 への改宗を求めた。
グノーシスは古代ギリシア語で認識・知識を意味する言葉で、 グノーシス主義者は 自分たちを 「知識ある者=グノースティコイ (gnoostikoi)」と自称していました。 これが、エジプト学派がセム系ユダヤ人の基本的な宗教感と思います。 その後、生きていくため 改宗させられ、偽クリスチャン、偽ムスリム、偽ユダヤをやらされたと思いますが。 (だから、アルカイダがスファラディー系ユダヤ人の可能性もある)
映画のように、美人哲学者ヒュパティアに講義を受けていたセファラディ系ユダヤ人が、偽キリスト教徒や偽ユダヤ教徒になり、秘密結社となるのは当然だと思う。 また、金融で、まず必要なのは、文字が書けること、証文がいるからね。
ここね、エジプト学派=図書館 ローマ皇帝に無理やり改宗 だからスファラディ系ユダヤ人がキリスト教やイスラム教だったりするわけ。 なので ガリレオ・ガリレイを生み出したり、科学万能主義=イルミナティー=百科事典 って感じになるでしょう。 そして、エジプト学派の末裔かもしれないユダヤ人がノーベル賞をもらいまくるのも、なるほどと感心できますし。
インディージョーンズの 『最後の聖杯』で ヴェニスの図書館からアレクサンドリアに行ったから、意外と偽ユダヤ教徒がヴェニスに集まっていたりしてね。 11世紀 ロンバルディアの人々が、十字軍を境に国際金融を始めるようになります。
そして、20世紀の世界恐慌後にイルミナティのシンボルがドルに書かれた。
(関連) ユダヤ人の分類 【2015-7-5】