無調音楽のシェーンベルク |
しかし、ビルの横に行くとプラーベート・バンク。 カリフォルニア州の裁判所はマネーロンダリングに関与していると名指ししたスイスの銀行Bank Julius Baerが、同社に関連するすべてのドキュメントをWikileaksサイトから削除するよう求めた件で勝訴したけど、逆に世界から注目が。 映画化の話も出ていた気がする。
さてオペラ。 なんと遅刻をした。 1時間45分ほどのオペラなので、てっきり19:30からだと、なんと19:00から、20分前に着いたので 5分ほど遅刻。 何とか入れてくれた、天井桟敷。 それも幕間の休憩なし。このオペラ良い席買っていたのに(スイスは高い)
オペラ モーゼとアロン(Moses und Aron) アルノルト・シェーンベルク作曲
正面の席からだと、演出の鏡の効果が楽しめたのに。 うぅぅ~~~。
シェーンベルクといえば、十二音技法の無調音楽。といって音楽理論など分からないので音楽を聴くだけです。感動するか しないかが、だけが heibay の判断基準なんです。 よかった~
指揮者のドホーナニって久々に聞く名前。昔はよくウィーンフィルを振っていた気がするが。。。 モーゼとアロンの内容は、「出エジプト」と 「十戒」の場面でイスラエルの民が本能で乱れるとこ。 戒律無視の今の日本の坊主と同じか?
演出は、スター・ウォーズの酒場調 モーゼは、白髪のじいちゃん、2人いるのは演出、 効果が観れなかった。 杖は、ライトサーベル。 アロンの眼鏡 何の映画だったか思い出せない。
指揮:Christoph von Dohnányi
演出:Achim Freyer
Zurich Opera
Moses:Peter Weber
Aron:Daniel Brenna
Zurich Oper 上の写真の左側の▲クリックすれば写真が 右の■▲をクリックすると インタビューと映像が。
無調の音楽も 毎日なら苦痛ですが、現代に生きているので、たまには欲しくなります。
シェーンベルクの音楽の時代背景
(参考:『ヴィトゲンシュタインのウィーン』 S. トゥールミン著, A. ジャニク著)
学問的な仕事についての規則がすべて与えられた場合、第一の課題は選んだ時期とその政体の憲法の歴史がそれらから生じてきた政治的な会談、運動、協定、会議および法令のすべてについて詳細な知識を増やすことである。 そしてこれらは、科学的、芸術的、および哲学的な思想や、論理的ならびに社会的な態度、また個人的ならびに共同の熱望といったものから注意をそらしがちであるが、政治的な運動はすべてこれらのうちに起こり、また、その勢力と長期にわたる影響は必然的にこれらのものの性格に依存するのである。 これらの思想と態度が、世紀末転換期におけるオーストリアに見られるように、社会的、政治的な変化の当面の進行に直接的な関連をもつことはきわめてまれでしかない。
20世紀の初頭のウィーンの建築と芸術、ジャーナリズムと法律学、音楽、戯曲および彫刻を同じ時期、同じ場所におきていたが、 (略)芸術的および文化的生活は芸術家や音楽家ならびに著述家のかたく結びついたグループの関心ごとであり、彼らは殆んど会っては議論するのが習慣で、職業的な専門化の必要は少しも感じていなかった。
(略)
十二音音楽の始まり、「モダーン」建築、法の実証主義と論理的実証主義、非模写的絵画および精神分析のすべてが同時に起こり、またウィーンに主として集中したことは全くの偶然だったのだろうか?
(略)
より一般的にいって、1880年代の末葉に至るまで、殆んど何の挑戦も受けずに、非常に多くの分野でその地位を保っていた芸術的および知的な方法がが、なぜ批判的な攻撃を受け、また祖先の脅威もしくは恐怖であったモダニズムによって、すべて同じ時期に取って代わられることになったのは、なぜなのか?
(中略)
19世紀の後半、音楽愛好家ははっきり2つのグループに分かれていた。一つは、ワグナーの「未来音楽」に熱狂した人々であり、もう一つはブラームスのより伝統的な態度の擁護に同じように熱狂した人々である。
(略)
絵画において一人のココシュカがそもそも出現する以前に一人のクリムトが必要であり、また建築においては一人のロース以前にオットー・ワグナー必要であったーつまり、ファンタジーを窒息させる代わりに装飾がその役割を果たしていたような、過渡期の人物が必要であったーのと同じように、シェーンベルクが住居としたウィーンには既に、そのような過渡期の作曲家がいたのである。それは、グズタフ・マーラーという人物である。
(以上)
今の日本、音楽で取り上げられるのは、マーラーまで。 マーラーの時代は、人々の精神にオーストリア・ハンガリー帝国があった。 日本の芸術がココでストップしているってことは、まだ日本人の精神に帝国(アメリカ)が必要なのかもしれない。 芸術が次に進む時 何かが起こる、ただし今の日本の総合芸術は漫画であるが。。。
(O・ワグナー関連)ビフォア・サンライズ ロケ地②【2009-05-31 08:10 】
芸術も良いですが、タンホイザー序曲から1幕の酒池肉林の生活もあこがれます。こちらは一生できないと思いますが。。。
本当は原田先生のように一次情報に触れたいのですが、何分、英語もろくに読めないので、いろいろなものに興味を持っても引用になってしまいます。
ネームカードは、私が描いた絵ですが、お金があれば、ヨーロッパの街で、好きなときに絵を描いて、カフェで本を読み、夜はオペラなどが良いですね。 ブタペストなら温泉もあり安いのですが。。。 長期滞在すると、ブダペストは、日本人が少ないので、話す相手がいないのが難点です。