漫才 ストレステスト |
ストレステストとは、マーケット(金融市場)での不測の事態が生じた場合に備えて、ポートフォリオ(ポジション)の損失の程度や損失の回避策を予めシミュレーションしておくリスク管理手法をいう。過去の歴史を見ると、10年や20年に一度など、時として金融市場では、ブラックマンデーやアジア通貨危機、リーマンショックなど、通常の市場環境下では考えられないような大幅な価格変動が起こりうることがある。このストレステストでは、一般に発生確率が低いと考えられるリスクシナリオをいくつか用意すると共に、ヒストリカルデータから異常な環境下のものを抽出し、その発生確率や変動パターンを当該シナリオに当てはめ、現在のポジションが抱える潜在的なリスク量を計測し、不測の事態に備えることが目的である。(引用 : iFinance )
ところで、このストレステストの条件を見てみましょう。 2009年末の各行の状況を基準とし、2010年と11年に緩やかなリセッション(景気後退)に陥るシナリオに基づいてテストが行われた。各行は、住宅ローンや企業向けローン、インターバンクローン、金利のボラティリティ、信用リスクに対するエクスポージャーを含む、トレーディング勘定と銀行勘定のリスクについて、同じ情報を提供するよう求められた。(引用 : ロイター 2010年 07月 26日)
① まず、条件として 2009年末であること、このときギリシャ・ショック つまり ソブリン債(各国の政府又は政府関係機関が発行し又は保証している国債などのこと。)の問題はありませんでした。
② 2010年と11年に緩やかなリセッション(景気後退)に陥るシナリオに基づく。
これについては、カナダ・トロントのサミットで「先進国(日本は除く)は2013年までに財政赤字を少なくとも半減させ、16年までに国内総生産(GDP)に対する公的債務の割合を安定化または低下させる」とした。 つまり、先進国の財政再建で急激に経済がしぼむことを意味します。なので、2012年ぐらいから、急に世界景気が悪くなる可能性が高いわけです。
(日本は巨額、かつ持続的な借り入れを国内から借り言えることが可能で、例外とされた。 それと、海外の赤字の算定基準は、負債ー資産。日本の赤字国債800兆円には資産が入っていない。また郵政民営化は、この資産の部を消滅させること)
ということで、米国も欧州も大銀行は粉飾決算ということ。この点を中川元金融大臣は「なぜ、日本だけが厳格な審査をさせられるのか」と噛み付くと、次の会議で、薬をもられ会見をして辞任。 すると麻生首相は漢字が読めないとマスコミからの批判がなくなった。