お金の日米密約 |
大蔵省でなく日銀から出てきた。 財務省に まだまだあるだろう?
(転載)
毎日新聞 2010年3月12日 18時38分 更新:3月12日 23時42分
『 無利子預金:「広義の密約」 米連銀に1億300万ドル 』
財務省は12日、沖縄返還時の財政負担を巡る日米「密約」についての調査結果を発表した。72年末から99年末まで、日本政府と日銀が計約1億300万ドルを無利子で米ニューヨーク連邦準備銀行に預金していたことを確認。記者会見した菅直人副総理兼財務相は「(沖縄返還協定の)3億2000万ドルにとどまらない負担など、秘められた約束があったと思われる」と述べ、「(暗黙の合意である)広義の密約は存在した」ことを認めた。
預金額は、沖縄返還時の通貨交換で日本政府が得た1億347万ドルとほぼ同じ。財務省によると、この間の想定運用益は7000万ドル以上という。無利子だったことについて菅氏は「ある種の利益を提供した」としながらも、「交換で得たドルを日本が運用すれば米国に金利負担や国際収支の悪化が生じる。日本が『棚ぼた的利益』を得るとの意識が米側にあった」との見方を紹介。「棚ぼた的な利益を相殺するもので、一般的な利益提供とは別」との認識を示した。
また、無利子預金の日米合意などを盛り込んだ「柏木-ジューリック文書」について「(財政負担に関する)日米間の秘められた約束に至る交渉の出発点になった」と、初めて正式な文書として認めた。
98年の改正日銀法施行に伴い、資産運用の効率化を進めていた日銀が、米側に無利子預金残高の引き下げを打診。99年に認められ、無利子預金は解消された。だが、この時点でも無利子預金が密約に基づくとの認識はなかったという。
調査では、無利子預金の経緯などを記した資料や証言を国内では得られず、米外交文書などをもとに事実関係を推測した。
【寺田剛】
(転載終わり)
日本銀行がニューヨーク連邦準備銀行に保有する当座預金勘定について
http://www.boj.or.jp/type/release/adhoc10/un1003b.pdf
図を見ていると、日本政府が沖縄県民の持ってるドルを円に両替し、
沖縄県民が持っていたドルをFRBに無利子で預けている。
上記の日銀資料によると、
1971年末は、 一時的に 1億ドル($/¥360) だが、
1973年~1998年末まで 5000万ドル がずっと預けられ
1999年末 小渕首相のとき、300万ドルになった。 つまり4700万ドル返してもらった。
(ちなみに1999年12月末の$/¥102.51 です。)
返却の4ヵ月後、小渕首相は、永眠についた。 (←関係なさそうだけど)