日本国債の評価 |
さてその実力が2010年2月9日付FT(フィナシャル・タイムス)に載った。
(引用)
1、負債から資産を引くと、GDPの100%に満たない。
2、国債の元利払いのコストは低く、GDPの1.3%
米国はGDPの1.8%、英国は2.3%、イタリアは5.3%
3、第3に、日本の財政には手を尽くす余地がある。
何しろ、消費税率はたったの5%だ。
4、第4に、日本国債の95%は国内投資家が保有しており、
気紛れな外国人投資家には影響力がほとんどない。
(引用終わり:JB Press)
ということで、マスコミは、すべて疑ってかかれ(特に日本はひどいらしい) マスコミで、国債が危ない危ないというのは、財務省が、徴税をしたいから。 税収が増えると、財務省が金を分配する権限が増えます。 「今の子供の将来のために」という言葉には騙されように。
ところで、現在、米国の商業不動産が暴落中ということです。 日本のバブル崩壊ですでに経験したことが、土地の価格が1/10(10分の1)になってしまうことです。 そして ドルですが、FRBの資産で、不良証券を引き受けていますが、これってCMBS/商業不動産担保証券が入っているのでしょうか? 取引価格は、1億ドルの証券が1ドルぐらいです。 取引が成立しないので、米国の銀行は7掛けぐらいで評価しいるとの話です。 中央銀行の資産側がダメになると、負債側の貨幣がダメになります。(← ココ 2009-11-26)
ご自分の銀行の預金通帳を見てください、 お預かり金額の欄は、右側でしょ。皆さんの預金は、銀行にとって負債なので右側です。 ご自分の預金がどれだけ安全かは、銀行の貸出し先(資産)によります。 日本国債は非常に安全でですね。 逆に、ユーロが今落ちているのは、ECB(ユーロッパ中央銀行)の資産のうちギリシャ国債が危ないからです。 だけどね、1ドルを1億ドルと評価しているFRBよりはマシに見えるのですがね。。
お気持ちは、分りますが、清く正しく趣のある言葉で、叩きのめしましょう。
米国の基本方針は、アジアから富を奪えです。 一般的な思考を持っていたら「どんなアホでも米国債を買いだとは考えないだろう、」ですが、以前載せた第一生命の件もあるので、ひょっとすると、米国は立ち直ると信じているのかも分りません。