映画 「12タンゴ」 リバイバル |
『12タンゴ/ブエノスアイレスへの往復切符』
社交ダンスが好きな人と見に行った映画でしたが、タンゴそのものより、アルゼンチンのデフォルト(債務不履行)で 2002年のコラリート(預金凍結)が実施されたとき タンゴのインストラクターの娘が、ヨーロッパへの移住を追う 家族を描いたドキュメンタリー映画でした。 タンゴのプロの娘がヨーロッパ移住するにあたり、先生のおじいさん(年金打ち切り)が、私も若かったら、移住するがと言っておられました。そして、おじいさが若いころのタンゴの話、女性と踊るために男性が2人でタンゴの訓練用のダンスで腕を磨くなど、昔の回顧の場面が多々にありました。
この映画で、政治的なことが2つ印象に残っています。
① コラリート(預金凍結)時、銀行預金は、パーになるが、
住宅ローン等の借金は、そのまま。 年金もなくなる。
② ヨーロッパに親戚がいると、EU内で永住権が 簡単に取れる。
現在、合衆国は、ドル札を刷り散らかしています。またFRBも銀行の不良資産を担保にお金を貸しています。それは、経営状態の悪い民間に向かわず、株や債権市場に出回り、世界はドルを借りて株を買うドル・キャリー取引が盛んになっています。
いずれ、ドルを刷り散らかしているので、ドル不信任相場がくるでしょう。そのとき日本は、官民合わせて米国債を600兆円持っています。これはコタエル。
日本の民間金融機関も合計で200兆円の米国債を持っているといわれています。
(←自民党のおかげ)だからアルゼンチン化してもおかしくないわけです。
まぁ日本の場合、米国債600兆円、日本国債800兆円、個人預金1500兆円なので 預金と借金がパーになる徳政令が考えられる。 例えば通貨切り下げ、新札発行は、江戸時代から明治、第2次大戦後にもあったことですから。 また、Gold の現物に関しては、価値は変わらないが、国内での売買は、制限されるかもしれない。