フランス少子化対策 |
フランスの法務大臣、ラシダ ダティ 43歳の女性法務大臣が子供を産んで5日後に登庁したという彼女は結婚しておらず、父親の名前も口を割らない。そして、それを誰も気にしないということだった。
そして報道では、「公立の子供預り所があって、朝8時から夜6時半まで預かってくれる。費用は、1日200円から1000円」 また 「フランスの結婚数は減っている。過半数が婚外子出産。子だくさん社会は経済の懐を深くする」 だって
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フランスの少子化対策から学ぶこと
世界で最も少子化対策の進んだ国といわれているフランス。合計特殊出生率は1.89と先進国の中ではアメリカに次いで第二位であり、1985年の1.83人以来20年もの間、高水準をキープしている。
フランスにおける少子化対策の特徴は、国が出生促進に積極的であり国民も国の人口対策を受け入れる素地ができていることにある。
1. 充実している出産・育児手当
フランスの出産や育児に対する公的な助成は、日本よりはるかに多く、キメ細やかである。まずその中身を調べてみると、出産や育児に
対する手当ては次のとおりである。
1.妊娠・出産手当(妊娠5ヶ月~出産)・・・すべての費用について保険適用
2.乳幼児手当(妊娠5ヶ月~生後3歳)・・・子ども1人あたり約23,000円/月
3.家族手当・・・子ども2人で約16,000円/月。
1人増す毎に約20600円/月追加(20歳までの支給)
4.家族手当補足・・・子ども3人以上の1人ごとに約15,000円/月
5.新学期手当(小学生~)・・・約29,000円/年
6.産後の母親の運動療法・・・保険全額支給
7.双子もしくは子ども3人以上など・・・家事代行格安派遣(1~2度/週)
8.片親手当・・・子ども1人で約76,000円、1人増えるごとに約19,000円/月
9.不妊治療・・・人口生殖にも保険適用(4回まで)
このうち、フランスに特徴的なものは家族手当であろう。日本では勤務先から「扶養手当」がつくが、同様のものを国が支給しており、子どもは2人以上でなければならないが、これには収入制限がない。 その支給額は、2005年1月からは次のように定められている。
子どもの数 手取り月額 (ユーロ) 円に換算(1ユーロ=140円)
2人 115.07 ¥16,109.8
3人 262.49 ¥36,748.6
4人 409.91 ¥57,387.4
また子どもが成長していくにしたがって支給額も増える。
子どもの年齢 手取り月額(ユーロ) 円に換算(1ユーロ=140円)
11~16歳 32.36 ¥4,530.4
16歳以上 57.54 ¥8,055.6
(引用終わり)