映画 ブルワース DVD |
映画 『ブルワース』(1998年)は、アメリカの政治状況を現した映画です。 昨年の民主党大統領予備選 ヒラリー・クリントンは、300億円ほどの借金を抱え、民主党のバック、NYの金融資本に泣きついて大統領予備選を降りました。
米国の上院選挙でブルワースも金がかかり、資金を捻出するのに、豚の先物取引を使っていましたが、相場を張ったのと反対に行き、しかも支持率が上がらずノイローゼに、娘を受け取り人に10億円の生命保険に入り、殺し屋に自分の暗殺をたのみました。 もう死ぬとなると怖いものなし、黒人の集会に行くと、「黒人は、政治献金をしないから保険に入れない」などしゃべると、本音をが黒人に受け、また、テレビの取材の入った集会では、ユダヤ人とマスコミの関係、保険会社と医療機関のボッタクリなど、圧巻は、黒人ルックスを身にまとい、テレビ出演でもう言いたい放題。支持率が上がっていったので暗殺契約は解除。そして、今までの本音が受け見事当選。しかし最後には金融資本らしき人に暗殺されしまう。つまり言論を携え権力に挑戦するとあっさり殺されてしまうのです。
副島先生の『ハリウッドで政治思想を読む』では、喰うに麻薬の売人で生活をしている黒人を優しい黒人風に描いたのがリベラル派の映画監督の限界であった。しかし、黒人の大家族制を黒人との食卓での場面で入れていたのはGoodだと、そして、この映画のすばらしさは、ワシントン(政治)ニューヨーク(金融)ハリウッド(メディア)支配関係に挑みかかっていったことがすばらしい映画だと評されていました。